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避けられない求人の文章

求人の文章を記述する際、何も考えず言葉を利用するのではなく、採用コンサルティングとして避けるべき表現を把握しておく必要がある。例えば職場の人間関係が優れている部署・会社の求人であれば、つい「アットホームな会社です」などと記載したくなるが、これは逆に、人を避ける要因となってしまう。なぜならこんにち、「アットホームな会社です」=「ブラック企業でよく掲げられるアピールポイント」と認識されているからだ。なぜそのような風に認識されているか。それはブラック企業はなんとしてでも人材がほしいが、アピールできるところが乏しく、結果的に汎用的な言葉を使わざるを得ないからである。そうでなくても、草食系男子などという言葉が流行っている現在、アットホームというアピールポイントは、内向的な人を遠ざけてしまう恐れがある。これは他の内容にもいえることで、「アピールポイントに適していない人が忌避してしまう」ということは、常に心がけておくべきだ。

ではどのような言葉を用いれば良いか。アピールポイントとしての切り込み方は多々あるものの、まずは「使ってはならない言葉・言い回し」を確認しておく必要がある。これらはインターネットで「ブラック企業特徴」と検査をかければ一目瞭然だろう。それらを確認した上で、次に具体的なアピールポイントを考える。求人に書くべきは汎用的な内容ではなく、例えばアットホームな会社ならば、どのようにアットホームなのかを記す必要がある。先輩が後輩に優しく指導しているのか、誰もが意見を言いやすい場所なのか。前者ならば、後輩の実体験を文章に起こすべきである。後者も同じく、新人の誰々が出したアイディアによってこのような業績を挙げられた、といったことを掲載すると、人々の目に留まりやすくなるだろう。こんにち、大企業だけではなく中小企業も乱立し、人材不足に苦しんでいるなか、求人の文章で人の心を離れさせてはならない。少しでも損をしない採用活動のためには、どういった求人の文章が人の心を掴むか、あるいは人の心を離してしまうか。それらを把握した上で、具体的な文章を記述する必要がある。採用を希望する側からすれば、もしかしたら一生お世話になる会社かもしれない。

そんな場所が抽象的でどこにでもあるような文章を記載していては、不安に思ってしまっても仕方がないことだ。第一印象が大切、損をしない求人票を作る、という心を持って、記載文章を考え直せば、それだけで人材発掘は上向きとなる。